6月 2011

Month

Baked eyes ?

出張先のホテルで朝食メニューを選んでいたら、卵の調理方法に「スクランブルエッグ、オムレツ、目玉焼き」のなかからお選びくださいとあった。なぜか「目玉焼き」という呼び方が引っかかった。よくよく考えると「目玉焼き」というのはすごいネーミングですよね。それが「目玉を焼く」のではなく、「焼いた様子が目玉のように見えるから」だろうことは想像できます。でもネーミングとしては、かなりエキセントリックではないですか? なぜこの呼び方が世の中に定着したんでしょうか。 だって英語圏ではsunny side eggでしょう? baked eyesとか言わないんでしょう? 「焼いたら耳のように見える」から「耳焼き」とか、「焼いたら小指のように見える」から「小指焼き」なんていう代物があって、「おいしいから騙されたと思って食べてごらん」とすすめられても、ちょっと敬遠したい。だいいちなんで食べ物にそんなふうな名前をつけようと思うんだろう?「なんかうまそうだ」と思うと思うのか? 名付ける人の気が知れない。でも目玉焼きはきちんと定着している。不思議と言えば不思議だ(そんなことない?)。そんなことが気になるなんて、僕のどこかが疲れているんだろう。 ラストはトム・ウェイツのセカンドアルバム。まだ声が潰れる前のトム・ウェイツだから、そうとう前だ。彼は、僕が高校2年の時に来日して、横浜文化会館(だったと思う)でライブを行った。ピアノとガス灯が置かれたステージだったことを覚えている。細かなところは忘れたけれど、時間がゆっくりと水底へ沈んでいくようなひとときだった。このあと、ジム・ジャームッシュ監督の「Down by ...
0 comments

オープンのマスタングで

8番という打順に、あるいは機嫌を悪くするかもしれない。かなりのベテランであるからして、もうすこし上位で打っていただきたい気もするけれど、レオン・ラッセルの8番というのは、あくまでも僕の青春時代における思い出順位なので、そういう意味で言えば、ここで挙げたアルバムの打順にはあまり意味はないですね。「song for you」や「This ...
0 comments

サンタの落とし物。

五番が決まれば次はもうコレしかないんだ。「イート・ア・ピーチ」。「フィルモア・イースト・ライブ」の続編みたいなアルバムで、ライブとスタジオ録音の両方で構成されています。・・・と、まあ、いろいろ話したいことがあるアルバムだけれど、なんだかふと、あそこがいいここがいいとべらべらとしゃべっている自分に「それどうよ?」とツッコミたくなった。だって『評価の定まっているものについてああだこうだというのはやめない? そんなのとっくに世界中のみんなが知ってるじゃん』である。アルバムを聴きながらそんなことを考えていたら、干し草の匂いの中で月を眺めているような気分にさせてくれる「Little Martha」が流れてきた。例えようもない優しさに包まれる。あー、やっぱいいわ。 最近はいろいろなことが目まぐるしく起こる。震災以来ちょっと落ち着かない気分になる。でも失うばかりじゃなく、新しい何かがやってくることもある。それは「すとん」というかんじで、暮らしの中に現れる。まるでサンタクロースの落とし物みたいに。僕には「すとん」と猫が落ちてきた。猫アレルギーのこの僕に野良猫が。しかも甘えてくるんだ。近づこうとすると一旦は逃げるが、いつのまにか足もとにきてカラダをこすりつける。犬だったらこんな甘え方はしない。アレルギーの僕がカラダをなでてやると「ニャー」だか「ミャー」だか「ミュー」だか声を発してゴロンとなってしまう。まいったな。かわいいな。お腹は空いてないかな? こんなに人なつこくて無防備で、果たして猫仲間とうまくやっているんだろうか? いじめられてないだろうか・・・などと考えている自分が、もう不思議だ。こんなに唐突に現れるなんて、やはりサンタクロースの落とし物にちがいない。猫への気持ちは、意外なほど、いまもあとをひいて ...
0 comments

ブルースがうまい 監督のチーム

辺鄙な場所にあるし、流行とも離れているので、まずここへ来る人はいないだろうな、と本気で考えていました。だから好きなことを言っていられるし、楽しむ人がいなくても、傷つける心配もない。そんな気軽さがありました。ときどき書き続けることの意味は見失うけれど、そもそもこの駄文に何か意味なり目的のようなものがあるのかと考えると、まあそんなたいそうなものも見当たりませんね、ともう一人の自分が言いいますし。それに来店する人がほとんどいないのだから、頭の中が売り切れたら即閉店。ご迷惑をおかけすることもない。孤独だけれど、安楽さも満点。それでいいじゃないか。と、おもっていたんですね、これまでは。でも、定期的に訪ねてくれる人がいると知って、やっぱりうれしくおもっています。「やあやあこんな遠くまでよう来んしゃった」という民宿のオヤジトーンです。それに照れもあります。大声で歌っていたら、歩行者と目が合ってしまったドライバーとでもいったらいいのかな。でも、あたらめましてこんにちは。狭くて何もないところですけど、まあ、ゆっくりしていってください。 「デレク&ザ・ドミノス」は五番バッター。世の中的には「愛しのレイラ」が代表曲になっているけど「ハブ・ユー・エバ・ラブド・ア・ウーマン」は陰の代表曲ともいえるし、「恋はかなしきもの」「ベルボトム・ブルース」なんかもいい。当時エリック・クラプトンはすでに伝説の人で、スローハンドと呼ばれた彼のギタープレーは、僕たちギター小僧の垂涎の的でした。3大ギタリスト(いわゆる御三家ものですね)のうち、ジミー・ペイジはRED ZEPPELINのコンポーザーとしても優れていたし、ジェフ・ベックは3人のなかでも一番のギター小僧というかんじだった。でもエリックさんのルックスとブルースパワーは、一瞬で僕を虜にしてしまった。とくにあの頃のルックスは、そのままイージーライダーの三台目として並走してもおかしくないくらい、クールなピッピーに見えたものです。2枚組のレコードの見開きにはレコーディング中の写真があって、本当に穴があくくらい見つめていましたね。クリームの頃とはずいぶん音楽的にも(弾き方も)スタイルは変わってしまったけれど、コマーシャル的ではないデレク&ザ・ドミノスは、なんというか本物のブルースに触れた気がしてとんでもなく好きになってしまったわけです。 ところがです。僕が心酔していたギタープレイのほとんどは、セッションマンとして参加していたデュアン・オールマンによるものだったことが後に判明。アルバムの特徴の分厚いギターサウンドは、デュアンさんが作りだしていたことを知りました。がーん! これにはビックリすると同時に、恋人に裏切られたような気分になってしまいました。こうなったらもう青春の逆恨み。このアルバムを最後にエリックさんのギターのすべてが薄っぺらいものにしか聞こえなくなってしまいました(青春時代の耳はこわいですね)。エリックさんは、ブルースファンというだけ(あくまでも私見ですけど)だった。そしてエリックさんもデュアンのギタープレイには脱帽だったらしい。白人ブルースギタリストの王様としてちやほやされていたエリックさんは、デュアンさんとのセッションでガツン!とやられたわけですね。 デュアンさんは、このあとオールマンブラザースバンドとして脚光を浴び、名盤中の名盤「フィルモア・イースト・ライブ」へとつながっていきます。南部ロックも全盛期にあって、レイナードスキナードやマーシャルタッカーバンドなど、サザンロックというカテゴリーがうまれました。サザンオールスターズという名前も、このブームと無関係ではなかったと僕はおもいます。一方エリックさんはといえば、意気消沈したのか活動を休止しドラッグにのめり込み、「461オーシャンブルバード」で再起したと きはブルースではなくレゲエ(アイショット・ザ・シェリフ)をカバーして世間を驚かせました。まあ、それくらいデュアンさんの衝撃はおおきかったんですね。当然僕はデュアンさんにぞっこ んになりました。でも彼はオートバイ事故ですぐに他界してしまいます。25歳でした。スタジオミュージシャンとしての経歴は長かったのですが、バンドで活 動した時期はごくわずかでした。そういう意味でも「フィルモア・イースト・ライブ」は貴重な一枚です。このアルバムが今なお輝きを失わない理由は、絶頂期に訪れた突然の死にもあるよう におもいます。またそういった特別な一枚なので五番に選べなかったんですね。というわけで、「フィルモア・イースト・ライブ」は監督とい うことにしようと突然決めましたけど、なにか? 都内10日の平均放射線量は0.0595マイクロシーベルト、11日の平均放射線量は、ちょっと上がって ...
0 comments

宝くじは、そうだったのか?

ものすごくどうでもいいいことと、まあまあどうでもいいことがあるとしたら、これから僕が言おうとしている三億円話は「ものすごくどうでもいいこと」だ。まあこのブログ自体がどうでもいいことの集積だから、こういった前置きもいらないといえばいらないね。三億円事件。あれはなんだったんだろう。未解決だからたくさんの「?」は残るけれど、とにかくエポックだった。犯行の手口は映画のようだったし、それ以上に「三億円」という金額は破壊力をもった単語だった。たぶん三億円という金額が、生活のなかで話題になった初めての出来事だったんじゃないかな。そんな金額のお金が存在するなんて、子どもの僕にはポカンだったし、三億という桁は頭の中でいつまでもうまく像を結ばなかった。以来、三億円は大金の代名詞みたいになった。・・・というようなことをぼんやり考えていたら、日本の宝くじの一等が三億円なのは、三億円事件と無関係でないような気がしてきて落ち着かなくなった。 なんで一等が三億円なんだろう?「やっぱり、大金が当たるイメージは2億でも4億でもなく三億円!なんじゃないでしょうか、部長」「うーん、たしかに、三億円は大金というイメージが伝わりやすいね。キミ、冴えとるね。名前はなんていうの?」「北原です」「キタハラくんか、覚えておこう。では、宝くじの一等は三億円ということで準備をしたまえ」「かしこまりました!」宝くじの金額を決める際に、こういうやりとりがあったかどうかはしらないが、いまや宝くじと言えば三億円。三億円は、夢の金額になった。1億では少ないかんじがするし、4億は中途半端だ。やっぱり3という数字のマジックなんだろうか。もっとも海外に目を向けるととんでもない額の宝くじがありますね。余計なお世話なんだけれど、そんなにもらっちゃって大丈夫なんだろうかという額だったりする。僕なんかが、例えば50億円が当選したりしたら、人生観をもう一度一から組み立て直さなきゃならなくなる。人間関係もぐちゃぐちゃになってしまうだろうな。事件の方はあれからウン十年がたって、さすがに三億円は想像を超えた金額ではなくなってしまった。大金には変わらないけど、ややリアルな金額。レッドソックスの松坂からすれば年棒にも満たない(もちろんイチローもそうですけど)。それでも僕たちにとって特別な数字でありつづけるのは、やっぱり三億円事件のおかげだ(ちょっとへんな言い方ですね)。だって、ついこの間起きた6億円強盗事件は倍の金額なのに、三億円事件のインパクトと比べると足下にもおよばない。三億円というのは、いまだに不思議な感覚をもった金額でありつづける。 四番はボブ・ディラン「Planet Waves」。三番にTHE BANDが来た時点で半分はバレてしまったかもしれない。「アナタね、四番にボブ・ディラン? つまらない男ね」という声は、もしかしたらあるかもしれない。僕も、若干、そうおもう。意外性に乏しい。アンパイ。置きにいった。たしかにつまらない男とおもわれているのではないかといつもヒヤヒヤしている僕だけど、ここは勇気をもって言おう。僕の四番はPlanet Waves。これで決まり。カンタンに言えば聴きやすいディランで、THE ...
0 comments

3番バッターは王

前にも書いたけれど、3番と言えば「王」だった。僕は巨人ファンじゃないけれど、当時(「巨人、大鵬、卵焼き」と言われた時代)3番は王の代名詞だった。早実のピッチャーだった彼は、巨人へ入団。ピッチャーとしては使い物にならず、荒川コーチとの出会いからバッターに転向。しかしそれでも目が出ず、苦肉の策として荒川コーチは一本足打法を王へ授ける。これを機に王はホームランを量産。「ナボナはお菓子のホームラン王です」のコマーシャルにもあるように、王はホームラン王として定着する。3番「王」、4番「長島」のV9時代がはじまる。。。とまあ、正確ではないけれど、おおよそこんな事実関係じゃなかったかな。王は努力の人。長島のような華はないけれど、安定感は抜群。着々と仕事をこなす、どちらかと言えば職人気質。 そう考えると、我が青春のアルバムにおける3番バッターは「THE BAND」。THE BANDは「ザ・バンド」や「ミュージック・フロム・ピンク」「ロック・オブ・エイジス」などの名作があるけれど、僕はこれ「南十字星/Northern Lights Southern Cross」。ちょうど15の頃に発表されたこのアルバムはバンドの復帰作にあたる。たしかマーチンスコセッシ監督の映画「THE LAST WALTZ」が発表されたのは、このアルバムの少し後だった(と思う)。ボブディランのバックを務めていた頃からいいバンドだなぁと思っていたので、例えば先に上げた2つのアルバムはボブディランの抜けたバンド(これはグループ名ではなく)のような印象があったけれど(強いて言えば、です)、「南十字星」はいままでとはどこか違う匂いがしていて、それが好きだった。とくにリックダンコが書いた6曲目「It Makes No ...
0 comments
ShareTw.Fb.Pin.
...

This is a unique website which will require a more modern browser to work!

Please upgrade today!