地下鉄のホームにハリのある大声が響いていました。「…ケータイにムカついたんですよぉ!電車の中でしょ!」声の主の男性は、30代の半ばとお見受けしました。身なりもよく、お顔の様子はオールバックのパパイヤ鈴木さん。「目が合ってムカつくからぁ…」相手は若い駅員さんでした。「一度手すりにつかまったんですよぉ。こうやって両手で」「両手で」駅員さんはクレイム客に根気よく対応しています。「そしたらぁ、すっとムカつきがとれたんですよぉ」「は?」「両手に電流が流れたわけね」「電流、ですか?」「つまり避雷針と同じ仕組みでムカつきがとれる!コレ、地下鉄はどんどん推奨すべし!」それだけ言うと短髪パパイヤは駅員さんの返事も聞かずに満足そうに去っていきました。日々の中に不条理はままあるけれど、駅員もつくづく大変な仕事ですね。えらいぞ、ヤング駅員
あしたも、せんぶ、生きようね。おやすみなさい、悪いコたち

