見たことあるなぁ〜

sora

なんでもまず模倣から入りなさい、と教わって育ってきました。どんな巨匠も、はじめは人のまねからはじめるのです、と。でも最近はどうでしょう? 何かに似てるとか、どこかで見たことがあると感じた時点で「つまらない」という信号が、即、頭から送られてきませんか? もちろん「まず模倣から入る」というのは、芸事の習得時のことで、オリジナリティを育んでいくための「いろは」としていわれているのはわかります。だけど、結果を早く求める現代において、パクリやコピペがどんどんと巧妙になっているでしょう。前と後ろを入れ替えて「ハイ完成!」とそんなにカンタンじゃないけど、そういう類いのものが我々の生活のなかにあふれています。それだけに、こちらも過敏になってるのもたしか。少しでも類似が認められるとそこで即終了のランプが点灯するものね。最近の音楽。最近のクルマのデザイン。新しい飲食店。新刊本の企画。新人の顔。バラエティ番組。既視感があるものばかり。だから「何にも似ていない」ことは、それだけで価値があるんじゃないかとおもうわけですね。他人を気にしない。評価を気にしない。そんなことが可能なのかどうかはわかりませんが、これからの時代は、模倣は捨てて自分の内側を育てられれば、それはもう素晴らしい。と同時に、それはそんなにカンタンにできることじゃないんだ。だから楽しかったりもするんだ。さ、オリジナルに、のめりこみましょうよ。

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