
甲子園の高校野球は、やるほうは必死にボールを追いかけているから暑さに対して麻痺しているところがあるかもしれないけれど、応援している方はさすがに厳しいのじゃないかと、そちらのほうが気になってしかたない。画面は試合を映していても、応援歌は聞こえてくる。注目は、演奏曲目だ。例えば、現在の高校生の応援歌が、いまだに「宇宙戦艦ヤマト」というのはなぜなんだろう? という高校野球の見方もある(かなり偏っていると自分でも思うけど)。彼らはリアルタイムで「宇宙戦艦ヤマト」は見ていない。とすると、吹奏学部と応援団のなかで受け継がれてきたある種の「伝統もの」なのかもしれない。いじわるな見方をすると、みんなの心をまとめるには「ヤマト」のような現代の軍歌が便利なのかとおもってしまう。確かに、口当たりの良い勇ましさはあるとおもうけど。「ルパン3世」も定番。個人的には「ルパン」はファースト・シーズンしか認めていないのだけど、演奏されるのは、♪ルパン ザ サ〜ドで知られているほう。しかしなぜこれが真剣勝負のトーナメントの応援歌なのか、理解に苦しむ。だったら、♪これでいいのだぁ〜と「天才バカボン」でもいいのじゃないかとおもっていたら、「コパカパーナ」が聞こえてきたのにはビックリした。ある意味、この能天気さは天才バカボンに通じるものがある。流石だ。そろそろトーナメントも大詰め。最後の試合ではどんな攻防が繰り広げられるのか、の裏側でどんな演奏合戦になるかのほうに僕は注目。
