ここにあったぞー、大脳辺縁系

100103a『嗅細胞が感じたにおいの情報は、脳の中枢部に位置する大脳辺縁系に伝わる。この部分は感情を生み出したり過去を記憶したりする部分で、本能的な行動を促す機能もある。(朝日新聞 1月3日)』こういう説明でいつもしっくりこないのは、記憶は本当に脳の中にあるのか、という点です。考え方が簡単すぎるかもしれないけど「記憶」を例えば一冊の本とすると、脳の中の記憶というのは、脳(海馬)という部屋の中に本がどんどん積み上げられて行くようなイメージです。そうすると「本という記憶」は、脳の中にあって唯一代謝されない物質のいえます。しかし果たして代謝されない物質なんていうものがあるのでしょうか? そしてそれはどうやって脳の中に留まっていらるのか? それに昔に作られた物質(細胞?)につまった記憶というものが、素早く現在に蘇ることが可能なんだろうか? 疑問というより不思議が募ります。ある特定のにおいによって古い記憶が瞬時に蘇ることを僕たちは知っている。においによって水底から浮かび上がってくるような記憶は、またすぐに沈んでしまうけれど、まるでどこか別の次元からやってくるようにいつも唐突だ。それらは、うんうん唸って掘り起こすような記憶とは性質が違う気がする。そういう意味でいうと『視覚など他の感覚は、理性や言語機能を支える大脳新皮質と直結している(朝日新聞 1月3日)』は、なるほどとおもう。嗅細胞とはつながっている脳の部分が違うわけだから、記憶の再現も、嗅覚の記憶と読み書きで覚えたものとは別ルートでやってくるというのはうなずける。だけどやっぱり脳の中に記憶した物質があるというのは「?」が残る。でもどんな物質にどうやって書き込みがされているんだろうというのは純粋な好奇心。この話題は、朝日新聞の社会欄の『ワインの差 微々たる香り』にあったのだけれど、ワインというのは『高級ワインもお安物も、酸やタンニンなどの成分比はほとんど同じ』だそうだ。『違いは微々たる香り成分』。今日の夕方はやや雲がでていましたが、それにしても好天がつづくお正月です。明日が仕事始めというかたもおおいみたいですね。明日が土曜日ならよかったのに。そうやって考えてみると、ニンゲンは、カレンダーにつくづく支配されていますよね。われわれの親方はカレンダー。でもカレンダーというのは、拡大解釈すると、宇宙の運行ともいえるから、やっぱりそれはそれで正しいのかもしれませんね。

 

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