img_lineupこの場所で、以前、映画宣伝の考え方について、安藤さんにお話をうかがいました。とくにタイトルの重要性は、すごくわかりやすかったとおもいます。興味を生むタイトルというものはどんなものなのか。あのお話以来、そのことが、いつも頭の中のどこかを浮遊しているかんじがしていました。

ウルルの森の物語

を、そういう目で見てみました。映画ではなく、タイトルだけを、ですね。これは意図的なのかどうかわかりませんが、「ウルル森の物語」は、一見「◯◯◯の◯◯」という宮崎駿監督の作品のタイトル方程式(そんなものがあるのかどうかは不明)にのっとているように見受けられます。ところが、ここがタイトルの難しいところで、宮崎駿監督作品とは決定的な違いがあるんです。51thLhG08hL._SS500_「崖の上のポニョ」と「ウルルの森の物語」をくらべてみてください。ぼくが宮崎監督だったなら、たぶんこのタイトルにOKは出さないでしょう。というのは「ウルルの森の物語」のなかには、この映画はどんな物語なのかの手がかりがないからです。「ウルル」は知りませんし「森の物語」といわれても、まったく想像がつきませんよね。「崖の上のポニョ」は、なんだろう? とおもわせる力がありますね。崖の上? ポニョ? 海の話らしいのに崖の上? なんで? という仕掛けがある。51AWiLtIQsL._SS500_「ふしぎの国のアリス」もおなじ考え方ができます。ふしぎの国って? どんな不思議なのかしら、という興味を喚起させられる。これとおなじように考えると、「ウルルの森の物語」がこれらと決定的に違うということがわかりますよね。もしもぼくがタイトルをつけるのならば(ストーリーを知らないので、かなりいい加減ですが)

奇跡の森のウルル

とでもしたんじゃないかとおもいます。こちらのほうが、なにかが起こりそうな気がしませんか? 森には不思議な力が潜んでいそうだし、ウルルにも焦点があっているし、たぶん安藤さんならこちらを選んでくれそうな気がしますけど。うぬぼれ過ぎ? あははは。でも、そうやって映画のタイトルを見るというのは、けっこう面白いことだと最近になって知りました。でも、ウルルは、圧倒的にかわいい。映画宣伝のためにテレビに出演していた成犬のウルルを見ましたが、なんともいえない優しい顔をしていました。とくにあの目はたまらない。そんなウルルの子どもの頃の姿を見るためだけでも、映画館に行く価値はありそうです。さてさて、あなたの忘年会は元気ですか? 2次会、3次会やってますか? しっかり酔っぱらってますか? タクシー、余ってませんか? それよりなにより、ちゃんと忘年してますか? 不景気だからこその忘年会ですよね。寒くなってきましたから、泥酔して、道端で寝てしまうことだけはやめましょうね。僕みたいに。命が危険ですから。

あしたも、ぜんぶ、生きようね。

おやすみなさい、悪いコたち。

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