数値化できないものはダメか?

僕は20年ちょっと前に新車だったクルマに乗っています。スタイルや馬力ばかりが注目され、燃費なんていう概念はなかった頃のやつです。いまは移動するための手段に特化しつつあるから、燃費が良く、環境に負荷を与えないもの、となっていくのはトーゼンで、僕のクルマなんかは、そのへんの対極にあるわけです。もちろん移動手段として存在したんだけれど、それよりもドライブがプライオリティだった時代があったわけです。そういうものには乗り味のいう漠然としていながら結構シビアな基準があって、メーカーごとの個性が割とはっきりしていました。どんな乗り味なのかは、燃費のように数字に置き換えることはできないし、言語化だって難しかったけれど、好き嫌いが分かれたりしていたんだから、不思議ですね。でもアナログの良さはそういう官能を信じることなのかもしれないとも思う。仕事の現場にはそぐわない言葉だけど、担当者たちが自分の官能力を信じられるかどうかは割と重要なんじゃないかな。数値化できないものは、第3者に説明しにくいという理由で却下されていくのは悲しい。自分の言葉をもたないというのはつまらない。おいしい料理と雰囲気でもてなしてくれる店を星の数や点数で表したほうが、やっぱり現代的なのはわかっているけれど。でもなぁ。

あしたも、ぜんぶ、生きようね。おやすみなさい、悪いコたち

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