思い出と夢との違いは何だろうということが酒席で話題になった。実際に起こったことと夢はまったく異なるじゃないかとA氏。では過去の出来事はどのように存在するのかと聞くと、記憶の中にあると言う。それは夢も同じで、記憶にとどめておくのが困難なだけで、いまココに存在はしない。それは屁理屈だろうとA氏が言うのももっともなんだけれど、それでもやはり存在しないという点では思い出も夢も同じだとおもう。存在するのは今しかなく、過去も未来もここにはない。レコードやVTRのなかにあるのは記録だけで、デバイスの進化によって疑似体験に近づいているけれど、所詮本質はメモ書きと変わらない。くり返すけれど、これは屁理屈をならべているのであって、誰かに説いているのではないのです。今に生きることがいかに難しいかを、しかし思い出は夢と同じようなものだと割り切ってしまえれば、克服するきっかけになる気がするという世迷い言。
あしたも、ぜんぶ、生きようね。おやすみなさい、悪いコたち

