
耳かきを使わない日はほとんどない。たいてい一日に何度かは使っている。耳の中を痛めてしまうと耳鼻科の先生には注意されるだろうけど、耳の中が痒くなってくるとそれどころではない。正直言って、本当に痒いのかどうかははっきりしない。痒いような気もするが、痒くないような気もする。でも耳かきでかるくごにょごにょとするととても気持ちいい。心が落ち着く。耳かきの目的はこんなところにもある。しかしすさまじく使いたいときに耳かきがないと精神衛生上よろしくない。イライラするし、なんでちゃんとしまっておかなかったかと自分を責めたりもする。デスク上のだいたいこのあたりという場所に耳かきをおいておくようにしているけど、定位置というものはなく、よってデスクの上の大捜索が3日に1度くらいは行われる。いま使っているのは薬局で売っているごく普通の耳かきで、使いはじめてから3年くらいたつ。案外気に入っている。その前は京都で見つけた象牙のやつ。こいつは秀逸だった。持った感触といい、柄のしなり具合といい、先端部の角度といい、薄さといい、すべてが絶妙だった。耳かきファンなら自分の耳にあった耳かきに出会うのはカンタンなことではないということはご存知だとおもう(冗談です)。象牙の耳かきは完璧だったけれど、ある日枕元で使った後、自分でふんづけて折ってしまった。やっぱり保管場所はきめておかなければいけませんね。反省。ということで、近所の薬局で代用品を購入した。何の期待もしていなかったが、しかしこれがよかった。ある日代打で登場し、いまでは不動の4番というかんじである。以前の4番とはまた違う味をだしている。かくして、愛用にいたった現在の耳かきなのに、現在は行方がわかっていない(ダメだなぁ、オレ)。今日は大捜索2日目。本や書類を移動しての大がかりな捜索を予定している。なんとか無事な姿で発見したい。それにしてもデスクはちらかってるなぁ。きっと大掃除になるんだろうなぁ。天気もいいのに大掃除か。耳かきがないときに限って、耳は痒い。
